マックス道場

日常と育児と野球と相撲と音楽

Bjork@大阪城ホール

ライブとかプロレスとか、いわゆる興行というのは慣れれば慣れるほど感動が一気になくなり、つまらないのに惰性で行ってしまうことも多々あり、そして興行が終わった1時間後にはもう過去のものになっていることが多かったりする。

特に年を食うにつれ、感性が急速に劣化し、無反応状態になることが多い気がする。そんな中、強烈なパフォーマンスを見せられると異常なまでに感動して気が遠くなることがある。ただし、特に思い入れのあるアーティストのショー、そしてそれは年に1回あるかないかのものに限られるわけだが。そして、それをこの日、感じることができた。

Bjorkが登場した瞬間から何か畏れ多いものを見ている気がしてきて、涙が出てきた。中盤からようやく現実に慣れてきたけれど、本編最後のWanderlust〜Hyperballad〜Plutoの鉄板コースでまた気が遠くなった。このあたりからアンコールが終わって椅子にぐったり座るまで記憶があいまい、左右の人と体をぶつけ合いながら激しく叫び、騒いでいたという残像だけ残っている。ただし強烈な瞬間を受け取ったのは確か。

次の単独は5年先か10年先かわからないし、もう単独なんてないかもしれない。けどもうこの日の曖昧で鮮明な記憶だけで十分。

アリウィ ガットゥッ!!!!