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DREAM.16観戦記@日本ガイシホール(9/25)



どうもマックスです。2006年のPRIDE武士道以来4年ぶりに総合格闘技を見に行ってきました。もともとリングス者である自分は、2002年のリングス崩壊以降、総合やプロレスの興行の中にリングスを見つけるのが趣味でしたが、今回はさすがに対戦カードからリングスが見つけれず終いで、リングスは既に過去の遺物ですら無くなってしまったかと悲しくなりました。(とは言えヤマヨシが40歳で復活しちゃったりするらしいけれど・・・)

さて今回のDREAM16の中にリングスもないし、最近の流れなんて全く分からないけれど、とりあえず行ってみようと思い立ち、当日券を購入し試合開始10分前に会場入り、カード内容や昨今の総合ブームの終焉から半分位の入りを想定していたけれど、まさか客入り。開始前で6割程度だったけれど最終的には8割〜9割の入り。仮に招待券を配りまくってるとしてもレインボーをコレだけ埋めれるのは本当に凄い。自分みたいな物好きがこんなにいるとは思えない、みんな一体誰を見に来ているのだろうかと、つくづく疑問に感じました。試合前の煽りV、なんとTKが甲冑姿でドラムを叩いてる・・・なんだこれ・・・今日はリングスはない筈なのにいきなりこんな形で、こんなリングスを感じるとは驚愕の中で試合開始。


第1試合〜第3試合まで面白くもなんとも無い試合で全部判定試合、会場は図書館みたいに静まり返っててブーイングすらもない。金払ってるんだからプロらしい試合を魅せてくれ〜!『いい試合だ〜!』と叫びたい!と思っていたところ、第4試合で所があっさり負けてくれて少し体が温まる。その後の第5試合〜6試合も明らかに実力差のある試合で1分、2分の試合で少し気持ちが安らぐ。小見川は戦極、高谷はDREAMと今日知ったけれど今後この知識は役に立つのだろうか。第6試合終了後にいったん休憩、15時開始ですでに18時前、非常に苦痛の前半戦でした。

休憩明けの石井vsミノワマン、石井はボンバイエで登場するも会場無反応、対するミノワマンは今日一番の人気。石井は案の定だったけれど格段に進歩していたたんじゃないか?大晦日よりは物凄い低いレベルで強くなってると思う、ただもう誰も期待していないし、テレビのニーズすらないんじゃないだろうか。残念だけれど時代とアンマッチだったということで片付けてしまおうか。第8試合は青木vsアウレリオ、青木はもっと人気があるかと思ったけれど、全く無い。試合も脚を完全に固定してパウンド狙いの単調な試合で非常につまらない。例え、そちら側に受けても、こちら側には全く伝わらない試合は世間一般には非常につまらない伝わるものがない試合。

ココまで8試合経過、総合ってこんなにつまらなかったっけ?と1人嘆く。試合中にも関わらずドラゴンズとグランパス魁皇の速報を見ながらTwitterにも嘆く。こうなったら桜庭に期待するしかないと、会場全体の思いが一つになり第9試合開始、相手選手がどれくらいのレベルに位置している選手かわからないけれど、あっさりとパウンド受けて一本で惨敗。でもこの数分、2人とも雰囲気を読めていて非常に面白かった。ありがとう桜庭今日は素敵でした。


桜庭の試合後、メインが終わったらすぐに帰ろうと思い出口側にスタンバイしにいったところ、物凄い勢いでお客さんが帰りだした・・・おまえら次はタイトルマッチらしいよ?桜庭見たから帰ろうかでいいのか。結局1〜2割くらい客が減った中、競馬の12レースみたいな場末感の中、タイトルマッチ開始。この試合も実力差がありすぎて面白くなく最後まで全く締まらない最悪な興行だった。

終わったのが20時、15時から20時までこの5時間は拷問かと。総合格闘技ってこんなにつまらなかったっけ?PRIDE後、エンタメ性がなくなってつまらなくなってしまったのかな。ガチなら当たり外れは覚悟しないといけないけれど、今日は本当に酷かったです。感情移入できる選手がいても、いなくても楽しませてくれるのがプロ興行だと思っていたのだけど、そんな時代は過ぎてしまったのかな。見たい選手もいないし、もう今の時代からはリングス臭を感じることもできないし、もう二度と総合格闘技は見に行かないと感じた、そんな大会でした。

<DREAM16>◇9/25◇愛知・日本ガイシホール◇9304人
第1試合  ヘビー級ワンマッチ
川口雄介 (2R 判定 2−1) ●ジェームス・トンプソン
第2試合 フェザー級ワンマッチ 65kg契約
石田光洋 (2R 判定 2−1) ●西浦“ウィッキー”聡生
第3試合 フェザー級ワンマッチ 65kg契約
宮田和幸 (2R 判定 3−0)  ●リオン武
第4試合 フェザー級ワンマッチ 65kg契約
所英男 (1R 2分48秒 三角締め) ○ヨアキム・ハンセン
第5試合 フェザー級ワンマッチ 65kg契約
小見川道大 (1R 2分30秒 アームバー) ●コール・エスコベド
第6試合 フェザー級ワンマッチ 64kg契約
高谷裕之 (1R 1分45秒」KO) ●チェイス・ビービ
第7試合 無差別級ワンマッチ
ミノワマン (2R 判定 0−3) ○石井慧
第8試合 ライト級ワンマッチ
青木真也 (2R 判定 3−0) ●マーカス・アウレリオ
第9試合 ミドル級ワンマッチ
桜庭和志 (1R 2分9秒 肩固め) ○ジェイソン“メイヘム”ミラー
第10試合 ライトヘビー級王座決定戦
ゲガール・ムサシ (1R 6分10秒 裸締め) ●水野竜也